知らないと恥ずかしい袱紗のマナー

慶事の場合も弔事の場合も、袋に入っているとはいえお金をそのまま持参するのはマナー違反です。袱紗に包むのは共通ですが、それぞれの包み方や使用する袱紗の色に違いがあるため注意が必要です。

慶事の場合は、お祝いの気持ちを表すピンクや朱色などの明るい色を選びます。ご祝儀袋は左側に置き、左側を袋に沿ってかぶせてから、上、下と続き、折り目が左側にくるよう包みます。右前になっていれば正解です。

反対に弔事の場合は、お悔やみの気持ちを表す紺やグレーなど落ち着いた色の袱紗を使います。不祝儀袋を右端に置き、右側を袋の端に合わせかぶせてから、下、上とかぶせていき折り目が右側にくるよう包みます。慶事の時とは逆に、最後は左前になります。

慶事と弔事、どちらにも使える色としては紫があります。どのような袱紗を選べばいいのか分からない場合や忘れてしまった時、一枚で慶事と弔事の両方に対応したい場合にも使えるので、一枚あると便利です。

急な場合はハンカチや小さめの風呂敷などで代用しても構いませんが、それぞれに異なる包み方や使用する色などは覚えておきたいものです。いざという時にも慌てず、スマートに対応することが大人のたしなみです。

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